男を簡単に落とす「おあずけ」効果

食べれま10などのTV番組で「この後、結果発表!」などといってCMに移る場面がある。

たかがTV番組じゃないかと、うすぼんやりみていたのが、やにわに期待感を盛りあげられてしまうのである。

われわれ人間は、気持ちが高ぶったところで中断された出来けいこう事の先に、必要以上の期待感を抱く傾向がある。
これは、旧ソ連の心理学者ゼイガルニイクが発見した原理で、「ゼイガルニイク効果」とよばれている。

この、いわば「おあずけ」効果は、女のための恋愛術にも十分に応用できる。

たとえば、男は、はじめてのデートでも、「今日キメる可能性40パーセント」くらいの期待感を抱いてあらわれるものだ。

もちろん、女性としては初デートでキメさせてはならないわかけだが、そこで駆け引きのポイントになるのが、どこで「おあずけ」をくわせるかだ。

たとえば日曜日のデートが、午後3時に上映される映画からはじまったとしよう。

今日キメてやるぞ、と思っている男は、つぎのような、5つのプロセスを想定しているはずだ。

映画終了(午後5時)→街を散歩(午後6時まで)→ディナー(午後8時まで)→カウンター・バー(午後11時まで)→ホテル(朝まで)。

肝心なのは、「気持ちが高ぶったところで」というポイントである。

小説を読みはじめたばかりのところで中断されれば、先への期待感が生まれないように、そのポイントが早すぎては、つぎへの期待感は、植えつけられない。

ディナー終了時は、まだ午後8時。

この時間に街のまんなかに放りだされた男は、消化不良のあまり、一人でキャバクラに向かう可能性が大きい。

ひそかにホテル計画を抱いていて、それなりの金ももってきているから、ヤケクソになってキャバクラに朝まで居座りかねない。

そこで、キャバクラ嬢と意気投合でもすれば、その日のうちに、あなたへの印象は薄れてしまう。

つまり、元も子もないわけだ。

やはり、カウンター・バーまで進み、そこで2時間はつきあいたいところだ。

バーのカウンターに2人で並ぶのは、それなりにイイ感じのシチュエーションになる。

モテないオジサンのなかには、もう、それだけで達成感をおぼえてしまう人もいるくらいだ。

そして、バーまでつきあったら、サヨナラする。

午後11時でカットというのは、男にとって、40パーセント満足・60パーセント不満くらいの心理状態になる。

しかし、もともと「今日キメる可能性40パーセント」で臨んでいるのだから、シラけや怒りを感じるほどの不満にはならない。

この時間に、「ごめんね、今日は帰るね」といえば、ほどよく、男のなかに〝プラス方向のストレス〟が残される。

それが、「おあずけ」効果を生むというわけだ。

ちなみに、「どうしても、今日ホテルへいかなければダメだ」と食い下がる男は、そのまま振り切って、それっきりにしたほうが得策である。

なぜなら、そこまでしつように食い下がるのは、男自身が「つぎはない」と心に決めている証拠だからだ。

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