なぜ男は浮気をするのか?浮気をしない男はいるのか?

「俺は◯◯ちゃん一筋だよ。」

「奥さんが一番好きだ。一生浮気なんかしない。」

そういう気持ちを持つのは当然としても、こういったことを臆面もなく公言する人間がいる。

こんなことを言うと嘘つきと思われたり、モテないんだな、と思われたりするので男としてのメリットはあまりない。

それなのに、ごくたまに、平然と、しかも大マジメな顔で、このセリフを口にする男がいる。

いったい、そういう男の心のなかは、どうなっているのだろうか。

男である以上、だれしも、一人以上の女性と交際したいものだ。

だが、セイウチの世界に象徴されるように、女性は、男一人一人に平等におつきあいしてくれるわけではない。

女性は、金、地位、ルックス、人間的センスなどのモテる要素を身につけた男たちにかたより、それらの要素をなにひとつもたない男たちは、おいてけぼりである。


モテない男たちは、なんとかモテようと努力を重ねるが、そのうちの多くは、モテる要素を身につけることが不可能であることに気づく。

そこで、モテる男に対抗する唯一の武器として、「浮気をしない」宣言をするのだ。

つまり、このセリフは、裏を返せば、「浮気をしない」が、自分の主張できる、たったひとつの付加価値であると告白しているわけだ。

それが、このセリフの基本的な読み方である。

女性は、もちろん、浮気をしない男を求めている。

だが、その一方で、浮気のチャンスのひとつもめぐってこない男を見下し、恋人、妻一筋のガチガチのマジメ男をブキミに思ってしまうこともある。

実際、こういう性質がきわまると、ストーカーや家庭内暴力に変貌する恐れがある。

だから、女性は、たいがい、こういう言い方をする。

「もし、彼が、浮気のことを告白したら、それが終わりのときね」

この言葉には、男の浮気をめぐる微妙な女心が、あざやかに現れている。

つまり、浮気するのは仕方ないにしても、それを告白するのは許せない(絶対にバレないようにやってちょうだい)というわけである。

某オモチャ会社の副部長は、42歳にして独身で、結婚を前提にした恋人をけんめいに探し求めていた。

彼は、スキー、スキューバ、アウトドアといった、女性ウケしそうな〝ソフトウェア〟を身につけ、伊豆の別荘、ベンツというハードウェアも完備していた。

彼に必要なのは、後は、恋人だけだった。

その副部長の口説き文句は、「ボクは、浮気はしないよ」だったが、社内や会社関係の狭い範囲で恋人探しをしていたため、彼が、そのセリフを使って手当たりしだいに女性を口説いていたことがバレバレになってしまった。

そこで、だれもが、感じたのが、「浮気をしない」男が、どうしてまた、手当たりしだいに女性を口説いて回るのだろうか、ということだった。

というわけで、「オレは浮気はしないという男」イコール「モテないまたは信用できないもしくは、その両方男」という方程式が成立することが、おわかりだろう。

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